日本サッカー協会公認C級コーチ江良信司さん
サッカー指導者としての経験と資格により、
地域や保護者からの信頼を得られます
プレーヤーから指導者への転身
日本サッカー協会公認C級コーチとキッズリーダー、日本スポーツ協会公認スポーツ少年団指導者認定員のほか、サッカーの審判員などの資格を持っています。
中学校のサッカー部で教えていましたが、指導時間や生徒数に限界があり、理想的なサッカーを実現できなかったため、小学校の先生に職種を変えて、クラブでの指導に専念することにしました。
私は教員をしながら、プレーヤーとして競技を続けていました。25、26歳頃にバスケットの指導をする先生から「自分がプレーしている間は指導者として一流になれない」と言われましたが、なかなかプレーヤーを捨てきれず、38歳のときに指導者一本に切り替えました。プレーヤーのときでも真剣に指導しようと努めていましたが、振り返ってみると、自分のプレーのことばかり考えていた気がします。
資格取得に至る経緯
本格的に子どもを指導し、しっかりとしたチームを作るためには、地域や世間から信頼を得なければ子どもを預けてもらえません。クラブを運営するうえで、保護者からの信頼を得て自分の技術を高めるため、日本サッカー協会の指導者ライセンスを取得しました。良い子どもを育てるにはよい受け入れ団体が必要です。資格という肩書きが欲しかったのですが、資格を取得する過程で得た学びこそが役に立つことを指導しながら実感しました。
この資格は更新が必要で、ポイントを取るために講習への参加が義務づけられています。これが自分の指導技術を維持、向上させていく糧になり、理想的な指導者のあり方や人との接し方、新しい情報や指導方法を学ぶ機会になっています。
スポーツ産業化の必要性
日本のスポーツが発展していくためには、スポーツが産業として位置づけられ、スポーツ指導が生活の基盤となる一つの仕事とならないと無理だと思います。そのためには、サッカー指導者などスポーツの専門家にはライセンス取得が求められる、というように歯車が回っていかなければ、スポーツは繁栄していかないと思います。
定年退職後は、体が空いて時間に余裕ができるため、子どもたちのために、ハード面でもソフト面でもこのクラブを大きくしていきたいと考えています。