トレイルランニングボランティア江藤 淳さん
ボランティアを通じて学ぶことが多く、
スキルを伸ばすことにつながり、感謝しています
トレイルランニング大会が主な活動の場
さまざまな形でボランティアに参加していますが、主となるのはトレイルランニングの大会のサポートです。日本山岳耐久レース(通称:ハセツネカップ)を主催する団体のクラブ組織である東京ハセツネクラブに所属して、トレイルランニングの大会で運営補助やトレイルの整備を行っています。活動場所は主に東京都のあきる野市です。
ハセツネカップでは選手マーシャルとしてボランティアを行っています。選手マーシャルは自分もレースに参加し、走りながら審判をする役割を担います。選手マーシャルになるためには、安全走行講習会に参加して安全にコースを走る技術や知識を学び、検定試験に合格する必要があります。講習会に参加するにも書類選考などがあります。
初心者ランナーに安全な走り方をサポート
昔から走ることが好きでスポーツを楽しんできました。若い頃はやり方を知らず、がむしゃらに走ったりして怪我をするなどの失敗をしてきました。今の若い人たちに自分と同じ思いをしてほしくなくて、ボランティアに参加しました。これからスポーツを始める人や初心者の人たちに「怪我をしない安全な走り方」をサポートしたいと考えています。
ボランティアと聞くと他人を支えるものだと思っていました。しかし、ボランティアを通じて、他人の走りのクセなどから自分が学ぶことが多いことに気づきました。表面上はボランティアをしているのですが、実際は教えてもらっている、学ばせてもらっていると実感しています。自分もまだ現役のランナーです。走る技術の向上に役立てられることが多いと感謝しています。
一歩踏み出せば世界が広がる
1人でボランティアに参加することや、知らない人に混じってボランティアをすることは、不安も多くてハードルが高いことだと思います。しかし一歩踏み出してみると、自分の世界が広がる素晴らしい経験ができることがあります。まずは好きな競技や近くで開催される大会に、スポットでいいので参加してみてはいかがでしょうか。知識や技術がなくても参加できるボランティアはたくさんあります。