都内の都立スポーツ施設を複数管理している「東京都スポーツ文化事業団」は、千駄ヶ谷に事務所を構えています。
その東京都スポーツ文化事業団のマスコットキャラクターである「SUSIE(スージー)」が、ご近所にある「国立能楽堂」に遊びに行ってきました!「国立能楽堂」のオリジナルキャラクターである「はんにゃちゃん」から国立能楽堂の魅力などをたくさん教えてもらいました★
SUSIEは初めて足を踏み入れる能楽堂にドキドキしているよう、、、。
目次
・国立能楽堂とは
・能楽堂の舞台裏にも潜入!はんにゃちゃんに案内してもらおう!
・それではさっそく、いってみよう!
・能や狂言にも通ずるスポーツ?!SUSIEがはんにゃちゃんにスポーツを伝授!
・能楽堂のさらなる魅力をご紹介!
国立能楽堂とは
千駄ヶ谷にある国立能楽堂は、「日本芸術文化振興会」が運営する「能・狂言」の専門施設です。昭和58年(1983年)9月に開場し、それ以来多くの能・狂言ファンなど国内外から多くの人を魅了してきました。
毎月の定例公演のほか、企画公演や子ども向けの公演なども開催しています。
国立能楽堂は開場以来、能楽の保存と振興を図るために、主に下記の3つの事業を実施しています。
①能楽の公開事業
初めて能楽を鑑賞する方々(主に中高生)へ向けた能楽鑑賞教室など、能楽の公演を毎月3~5公演ほど実施しています。
②伝承者の養成事業
未来のプロの能楽師を育成する養成研修を行っています。
③能楽に関する調査研究、資料の収集・活用等の事業
謡本、伝書、面、装束(衣裳)等の調査研究、主催公演の記録作成、図書・資料等の収集・公開を行っています。
能楽堂の舞台裏にも潜入!はんにゃちゃんに案内してもらおう!
今回は、東京都スポーツ文化事業団のマスコットキャラクターであるSUSIEが、ご近所様の国立能楽堂におじゃまして、能楽堂のオリジナルキャラクターであるはんにゃちゃんに、能楽堂の内部を案内してもらいました★
国立能楽堂が、令和5年(2023年)に開場40周年を迎え、よりたくさんの人たちに能楽の魅力を伝えたい、親しんでもらいたいという思いから、はんにゃちゃんは生まれました。
それではさっそく、いってみよう!
はんにゃちゃん:SUSIE、こんにちは!能楽堂へようこそ。SUSIEに会えるのを楽しみにしてたよ!
SUSIE:はんにゃちゃん、初めまして!今日は能楽堂を案内してくれるということで、よろしくお願いします!
はんにゃちゃん:それではさっそく、能舞台を案内するね!
はんにゃちゃん:ここが能舞台だよ!能楽堂は、屋根のついた能舞台が大きな建物の中に入った形になっているんだ。約6m四方の正方形で4本の柱に囲まれていて、この柱のおかげで、能面や狂言面を付けた役者が狭い視野でも自分の位置がわかるようなっているんだよ!
SUSIE:へぇー!そうなんだ!じゃあこの柱はとっても大切な柱なんだね!
はんにゃちゃん:この能舞台では、「能」と「狂言」が演じられるんだ。能は優雅な美しさ、狂言はおおらかな笑いで、今も人々を魅了する日本が世界に誇る伝統芸能なんだよ!
SUSIE:能と狂言には、どんなちがいがあるの??
はんにゃちゃん:能は、音楽(謡と囃子)と舞で演じられる劇なんだ。人間のほかに神様や霊、妖怪など様々な登場人物がいて、例えば「平家物語」などを題材にした悲劇の物語などが演じられるんだよ!
狂言は、現代にも通じる日常的なできごとを題材としていて、笑いの要素を持つ台詞劇なんだ。私たちが身近な生活で体験する人間の弱さや愚かしさをありのままに表現して、笑いにしてしまうんだ!
SUSIE:そうなんだね!はんにゃちゃん、席の後ろについているこのモニターはなあに??
はんにゃちゃん:SUSIE、これは海外からのお客様にも楽しんでもらえるように公演中に字幕が出る画面なんだよ!日本語だけでなく英語でも表示されるよ!
SUSIE:そうなんだ!世界に誇る日本の伝統芸能を外国人の方にも楽しんでもらえるね!
SUSIE:能面や狂言面には、どんなものがあるの??
はんにゃちゃん:例えば、こういうものがあるよ。わたしのモデルとなっている「般若」はこれ!
SUSIE:わぁ~!ちょ、ちょっと、こわいね~!!
SUSIE:能面はいろんな種類があるんだね!狂言面はユニークなものが多いね!
はんにゃちゃん:そうだよ!国立能楽堂には、資料展示室っていうのがあって、面(おもて)や装束、写真などを展示している部屋があるから、次あそびに来た時にはぜひ見てみてね!
はんにゃちゃん:じゃあ次は、能舞台の裏側に行ってみよう!
SUSIE:特別に案内してくれるの?!やったー!貴重な体験をありがとう!
はんにゃちゃん:ここは、役者さん(能楽師)の楽屋だよ!部屋が区切られていて、手前から能の「シテ方」と呼ばれる主役、能の「ワキ方」と呼ばれる相手役、「狂言方」と呼ばれる狂言を演じる役、「囃子方」と呼ばれる楽器を演奏する役の部屋になっているんだ!
SUSIE:そうなんだ!こんなに広い畳のお部屋、初めて見たよ!
はんにゃちゃん:じゃあ次は、「装束(しょうぞく)の間」に案内するね!ここは、名前のとおり、装束(衣裳)に着替える場所なんだ。装束にもいろいろ種類があって、役柄の性別や年齢、身分などを表しているんだよ!
SUSIE:そうなんだ!じゃあ、装束を知ることでどんな役を演じているかが分かるんだね!なるほど!!
はんにゃちゃん:着替えた後は、最後、ここに入るよ。ここは、「鏡の間」。舞台に上がる前に、この大きな鏡の前で、面をかけるんだ。面にはその役柄そのものが宿っていると言われているんだよ。
SUSIE:なるほど。じゃあ役者さんは、ここで面をかけて、自分に役柄を宿してから舞台に上がっているんだね。能や狂言を演じる役者さんにとって、ここはとっても大切な空間なんだね!
はんにゃちゃん:うん、そうだね。面をかけた役者は、この幕(揚幕)を上げてもらい、舞台に出ていくよ。
SUSIE:なるほど!ここがさっき見た能舞台に続いていくんだね!
はんにゃちゃん:SUSIE、能楽堂の舞台や舞台裏を見学してみてどうだった??
SUSIE:初めてみるところばかりで、感動したよ!能や狂言のことも教えてもらえて、ますます興味が湧いたし、ぜひ見てみたいと思ったよ。ぼくが住む日本にはこんなに素敵な伝統芸能が存在するんだね!これからも、こういう文化を大切にしながら、世界に発信していけたらいいね★
能や狂言にも通ずるスポーツ?!SUSIEがはんにゃちゃんにスポーツを伝授!
SUSIE:能や狂言は、歌や台詞、舞で表現しているよね。スポーツにも舞に近い競技があるんだ。競技によっては「演舞」や「演武」と呼ばれるものもあるんだよ!
はんにゃちゃん:そうなんだ!具体的にどんなスポーツがあるの?
SUSIE:例えば、武術太極拳の演舞、空手や合気道は演武、その他にも舞うスポーツはダンススポーツ(社交ダンス)や、2024パリオリンピックの正式種目にもなっているブレイキン(ブレイクダンス)があるんだ!
はんにゃちゃん:そんなにたくさんあるんだね!「舞」にもいろいろな種類があるんだ。
SUSIE:空手の演舞は「形」とも呼ばれていて、仮想の敵に対する攻撃技と防御技を一連の流れで演武するんだ!少し一緒にやってみよう!
はんにゃちゃん:難しいけど、身体を動かすって楽しいね★
SUSIE:また今度一緒に違うスポーツもやろう!スポーツはとっても楽しいよ♪
はんにゃちゃん:うん!またやろうね!今日はありがとう!
SUSIE:こちらこそ案内してくれてありがとうね。またね!
SUSIEは、はんにゃちゃんとまたスポーツを一緒にやる約束をして、能楽堂をあとにしました。
能楽堂のさらなる魅力をご紹介!
SUSIEとはんにゃちゃんが、能楽堂の魅力をたっぷり教えてくれましたが、このほかにも能楽堂は魅力がたくさん!
まずは、能楽堂入ってすぐに、エントランスの奥に見える、この美しい中庭。
この中庭を見ているだけでも心が癒されますね。
エントランスの先に進むと、売店があります。ここの売店では、能や狂言に関わるグッズだけでなく、ここでしか手に入らない「はんにゃちゃんグッズ」が販売されています!
ぜひ、能楽堂に来た際には、はんにゃちゃんグッズもゲットしてください!
また、能楽堂の中にはレストランもあります。「BISTOIRE Himawari」というレストランです。
素敵な中庭を見ながら、お食事ができます。
公演のある日はもちろんのこと、公演のない日もランチタイムにオープンしています!!
能楽堂の近くでお勤めの方やご近所に住んでいる方が利用されているようです。
広くゆったりした場所で、美味しいランチはいかがでしょうか?
以上、今回は東京都スポーツ文化事業団のマスコットキャラクターSUSIEと国立能楽堂のマスコットキャラクターはんにゃちゃんに、国立能楽堂の魅力や、能や狂言に通ずるスポーツの紹介をしてもらいました!
能楽堂では、定期的に公演が開催されていますので、ぜひ足を運んでみてください★