東京を代表する観光スポットとして有名な「浅草寺」は、1,400年近い歴史がある都内最古のお寺で、お正月の初詣では毎年多くの参拝客が訪れ、参拝客数は常に全国トップ10に入っています！

浅草といえば「雷門」をイメージする人も多いと思います。雷門は浅草寺の総門で、東武スカイツリーライン・東京メトロ銀座線・都営浅草線の「浅草駅」からすぐのところにあります。大きな文字で「雷門」と書かれた大提灯は、高さ約3.9m・幅約3.3m・重さ約700kgもあるそう！！

雷門から、浅草寺の表参道である仲見世商店街を進むと「小舟町」と書かれた大提灯がある朱色の楼門「宝蔵門」が見えてきます。

両側に朱塗りの店舗が並ぶ仲見世商店街は、観光客でいつも賑わっているので、スムーズに進めないこともありますが、日本で最も古い商店街の江戸の風情を感じながら、ゆっくり歩いてみてください♪

宝蔵門を抜けると、本堂手前右側にお水舎があるので、お参りする前に身を清めましょう。

また、煙を浴びると体の悪いところが良くなると言われる常香炉もあります。

圧倒的な存在感を放つ本堂正面には、雷門よりも大きな、高さ約4.5m・幅約3.5ｍの大提灯が掛かっていて、下から見上げるとかなり迫力があります！

浅草寺の大提灯は、浅草寺の歴史や文化を象徴する重要な存在です。ぜひ、大提灯にも注目してみてください。

浅草寺には、本堂以外にも、御朱印をいただける影向堂（ようごうどう）や五重塔など、見どころがたくさんあるので、参拝後は境内を巡ってみるのもおすすめです！

浅草神社の神殿は、本殿、幣殿、拝殿からなり、幣殿と拝殿が渡り廊下でつながっている権現造りと呼ばれる建築様式で、国の重要文化財に指定されています。

例年5月に行われている有名な「三社祭」は浅草神社の例大祭で、浅草の街が1年で最も活気付くイベントです。三社祭の期間中は御神輿が通れるように、先ほど紹介した浅草寺の雷門と宝蔵門の大提灯が畳まれるそうです。

浅草神社は、浅草寺の東隣りにあるので、ぜひ立ち寄ってみてください♪

浅草神社から、馬道通りに出て左折し、馬道交差点を右折して少し歩き、次の交差点（言問橋西）の信号を渡ると「隅田公園」に着きます。

隅田公園は、隅田川を挟んで台東区側と墨田区側にわかれている広い公園で、例年夏に開催される隅田川花火大会の開催地としても有名です。

台東区側は川沿いに細長い形になっていて、東京スカイツリーを眺めながらピクニックが出来る広場やカフェがあるほか、木製アスレチック遊具や野球場、スポーツセンターなどのスポーツ施設も点在しています。

また、あじさいロードがあり、浅草駅近くの吾妻橋入り口から約2kmに渡り、ガクアジサイやベニガク、アナベルなど約1万株のあじさいが植えられています。
梅雨の時季は色とりどりのあじさいが見事に咲き誇り、あじさいと東京スカイツリーを同時に観賞できる贅沢なスポットなので、これからの季節のお散歩にピッタリです！

この時季はあじさいが綺麗な隅田公園ですが、「日本さくら名所100選」に選定されている桜の名所でもあるので、春のお花見シーズンに隅田川両岸の桜並木をお散歩するのもおすすめです✿

隅田公園のあじさいロードを浅草駅方面に3～4分程歩くと「すみだリバーウォーク」があるので渡ってみましょう♪

すみだリバーウォークは、浅草と東京スカイツリータウンを結ぶ全長約160mの歩道橋で、歴史ある鉄道橋や東武鉄道の車両が走る様子を間近に見ることができます。

また、例年11月～１月には『東京下町回遊竹あかり』が開催されていて、幻想的な竹あかりのオブジェと、歩道橋上に掛かる竹あかりのアーチが出迎えてくれ、ライトアップされた東京スカイツリーを見ながらゆっくりと夜のお散歩を楽しめます★

すみだリバーウォークを渡ると、隅田公園の墨田区側に着きます。
墨田区側には、様々なイベントが開催されている「そよ風ひろば」や、水戸徳川邸内の遺構を利用して造られた「日本庭園」、ひょうたん型の「魚つり場」などがあります。

隅田公園（墨田区側）の一角に、本所の総鎮守として知られている「牛嶋神社」があります。
境内にある「撫牛（なでうし）」は、自分の悪い部分を撫でたあと、牛の同じ部分を撫でると病が治るという信仰で、肉体だけでなく心も治るという心身快癒の祈願物として有名です。

また、先ほど紹介した『東京下町回遊竹あかり』の開催時には、牛嶋神社でも竹あかりライトアップイベントが実施されるので、イベント開催時は、神社と竹あかりのステキなコラボレーションを楽しめます★

牛嶋神社は、都営浅草線の「本所吾妻橋駅」まで4～5分程ですが、すみだリバーウォークを渡って浅草駅に戻っても10分程です。

以上、40～50分程で歩ける浅草・向島エリアのおすすめ散歩コースを紹介しました。

今回のコースには、じっくり見たり、写真を撮ったりしたくなる場所も多いと思うので、一度コースを歩いた後に、気に入った場所をゆっくり散策してみるのもいいと思います♪

以下の地図の赤い太線が今回歩いたコースです。ぜひ参考にしてみてください！