中野駅北口の改札を出て左に進み、線路と垂直にガード下を走っているのが中野通りです。
中野通りを右方向に進むとある、イベントやコンサート会場として有名な「中野サンプラザ」は、中野駅周辺の再開発に伴い昨年7月に閉館しましたが、建物自体は現在もそのままになっています。

この辺りから早速桜の木が植えられていますが、駅の近くは小振りな桜が多いです。
早稲田通りとの交差点までは、飲食店など様々な店舗が並び、人混みの状況にもよりますが、ゆっくりウォーキングでも5～6分程。

早稲田通りを越えると段々と枝振りも大きな桜並木となり、見ごたえも増してきます。

10分程進むと、中野通りを挟んで両側に「新井薬師公園」があり、右側の公園内には24本のソメイヨシノが植えられていて、桜の見頃の時期はレジャーシートを敷いてお花見を楽しむ人々で賑わいます♪

その園内を抜けると、同じ敷地内にある「新井薬師梅照院」まで行くことができ、こちらの境内にも桜が綺麗に咲きます。梅照院は、その名の通り、枝垂れ梅も奇麗なので、春の花の名所にもなっているそうです（枝垂れ梅は桜よりも早い時期に見頃を迎えます。）。

また、新井薬師公園をメイン会場として毎年開催されていた『中野通り桜まつり』は、新型コロナウイルスの影響で2019年の開催を最後に中止が続いていましたが、今年の3/23（土）・24（日）、5年振りに開催されるそうです♪

中野通り左側の新井薬師公園の手前には「新井天神北野神社」があり、プリンセス雅という鮮やかなピンク色の桜が植えられています。中野通りに面して鳥居が立てられているので、境内に入らず、少し覗くだけでもプリンセス雅を見ることができます。

新井薬師公園から更に北上すると、3分程で西武新宿線の踏切にぶつかります。
踏切の手前に歩道橋があり、階段を上ると桜の木と同じ目線で並木道を眺めることができ、至近距離で桜の花の撮影ができます。

また、西武新宿線の車両と桜の組み合わせを撮ることができるので、桜が見頃の休日は、歩道橋の上は人でいっぱいになります。西武新宿線は、写真にある黄色い車両の他にも色々な車両があるので、違った色の組み合わせも撮れます♪

因みに、青色の車両はラッピング車両で、ドラえもんのデザインです。ドラえもんの車両は1台しかなく頻繁には走っていないので見ることができたらラッキー！！
隠れた絶景が楽しめるので、是非、歩道橋に上がってみてください♪

踏切を渡り、更に北上。ここから哲学堂公園まで向かう桜並木では、満開を過ぎた頃からは、桜吹雪舞う桜のトンネルを体験できるかもしれません。西武新宿線の踏切から10～15分程歩くと新青梅街道の手前右側に見えてくるのが「哲学堂公園」。今回のおススメウォーキングコースのゴール地点です。ウォーキング速度とお花見スポットに立ち寄る時間にもよりますが、中野駅からは30～40分程です。

園内には、約100本の桜の木があり、桜の名所としても知られていて、桜の季節はグループや家族連れの花見客が多く見られます♪

ここでお花見しながら休憩し、中野駅までウォーキングで折り返すのもいいですが、哲学堂通りから西武新宿線の「新井薬師前」駅までなら12分程、新青梅街道から都営大江戸線の「落合南長崎」駅までは13分程。また、公園のすぐ近くに中野駅行きのバス停「哲学堂下」もあるので、ご自分の体力と相談して決めましょう。

今回ご紹介したとおり、桜が開花している季節は中野通り沿いをお花見しながら、ウォーキングも楽しめちゃいます！！桜の季節の名物とも言える中野通りの「桜のトンネル」に、ぜひ一度、足を運んでみてください♪

地図の赤い太線が『中野通り』です。

昨年7月、50年余りの歴史に幕を閉じた「中野サンプラザ」とのお別れと再開の誓いを光のアートで彩られます。
中野の魅力と新たな未来に向かっていく期待を込め、皆様から募集したイラストやメッセージ、思い出の写真が映像に反映されているそうです。（3/22（金）～24（日）開催）

https://www.symunity.co.jp/event/nakano_sunplaza_mapping2024/