東京のスポーツ案内サイト
スポピタ

都内でスポーツを楽しめる公園 vol.1渋谷区立宮下公園

スポーツをしたい。鈍った身体を動かしたい。ただしスポーツクラブへの入会はハードルが高い。
そんなとき、気軽にスポーツや運動ができる場所として、「公園」という選択肢はいかがでしょう?都内には国営から都立、区市町村立まで大小さまざまな公園が無数にありますが、その中でスポーツ(単に園内をランニングするだけではない)ができる公園を不定期に紹介します!

 

初回は、渋谷区立宮下公園。昭和・平成の時代に若者の街として様々な流行・文化を生み出し、令和となった現在は数多の外国人観光客もが集う渋谷の街の中心、渋谷駅から徒歩3分の場所にその公園はあります。

宮下公園の歴史は半世紀以上に及び、開設は1953年まで遡りますが、その後の社会の変化や時代の要請に応え、2020年にリニューアルされ、今の姿となりました。

渋谷駅を出て原宿方面に山手線沿いを進むと、MIYASHITA PARKという複合施設があります。その名が示すのは確かに宮下公園ですが、目の前にあるのは世界的なブランドショップや渋谷らしいおしゃれな飲食店などが入った商業施設と、天を突くようにそびえるホテル。一体、公園はどこに?とお思いの方もいるかもしれません。宮下公園は、この商業施設の屋上にあるのです。

 

コンクリートの階段を上った先には(もちろんエレベーターもある)、足元の喧騒が嘘のように、穏やかな空間が広がっています。地上から見上げたときよりも空もだいぶ近くに感じられます。横に長い公園にはところどころにベンチが設置され、筆者が訪れたときには観光客、買い物客、地元の人など老若男女が思い思いに憩いのひと時を過ごしていました。
公園の中心にパークセンターがあり、その南側に3つのスポーツ施設があります。順に紹介していきましょう!!

スケート場

最南の渋谷駅側にあり、リニューアル前の宮下公園では「宮下パーク」として親しまれていたスケート場を継承する施設で、スケートボードとインラインスケートで利用できます。複雑な形状のセクションが採用され、遊びどころが多いパークとなっています。

利用に当たっては、当日受付・有料となっていて、ヘルメットは無料、プロテクター、スケートボードは有料でのレンタルが可能です♪

ボルダリングウォール

その隣には、ボルダリングウォールがそびえています。
こちらもスケート場同様、従前の公園にあったボルダリングウォールを継承した施設です。ホールドでコースが設定されており、初心者から上級者まで楽しめる仕様となっています。筆者が訪れたときには父親が見守る中、3、4歳くらいの男の子が果敢に挑んでいました!
利用に当たっては、当日受付・有料となっていて、クライミングシューズ、チョークバックも有料でレンタル可能です♪

多目的運動施設(サンドコート)

さらにその隣にあるのが【多目的運動施設(サンドコート)】。
ビーチバレーやビーチサッカーなどサンドスポーツ全般に利用できます。こちらは従前の公園にはなかった新設の施設です。

利用に当たっては、事前予約・有料で、団体利用が条件となっていて、各種ボール、ビブス、コーンなどの用具や備品は有料でレンタルできます♪

スポーツ施設は以上となりますが、もう少しだけ、この公園について紹介しましょう。

パークセンターの向かい側には、漫画家、藤子・F・不二雄先生の人気作がぎゅっと詰まった「ドラえもん 未来のとびら」のモニュメントが設置されています。ドラえもん誕生50周年を機に企画されたものです。鑑賞するだけでなく、自由に触れられる形で常設されており、この日も子供たちや観光客が目を輝かせながらそっと手を伸ばしていました。

北側にはカフェ、さらにその奥には約1,000㎡の芝生ひろばが広がっています。くつろぎのスペースとしてだけでなく、様々なイベントにも活用できるとあって、ちょうど訪れたときは、ルイ・ヴィトンのバッグのインスタレーションが設置されていました。

たまたま訪れたであろう大人たちは足を止めて、カメラにその姿を収めていました。また、その付近では散歩で訪れた保育園児たちが思い思いに駆け回っており、ラグジュアリーブランドと園児の日常が交錯する様子が、なんとも渋谷らしい景色でした。

渋谷の街の真ん中で、スポーツに挑戦してみてはどうでしょう。

宮下公園に行けば、新しい出会い、新しい自分を見つけられるかもしれません!

公式SNSは
コチラから