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競技紹介、ルール・専門用語等紹介

アーティスティックスイミング

音楽に合わせて、
自由自在な演技を披露。
エレガントな世界を体験しよう

アーティスティックスイミング

1800年代後半にイギリスで行われていた「スタントスイミング」と呼ばれるものが起源で、その後、ドイツのアーティスティックスイミングと組み合わせた競技が1900年代初頭から行われ、現在の基礎となったといわれています。

オリンピックで正式採用されたのは1984年ロサンゼルス大会からで、女子のみ実施されています。2000年シドニー大会以降はデュエットとチームの2種目が行われています。

2018年4月に「シンクロナイズドスイミング」から「アーティスティックスイミング」に名称が変わりました。

アーティスティックスイミング

競技ルールと用語

競技プログラムには、2分20〜50秒の曲に8つの規定要素を入れて構成されるテクニカルルーティン競技と、3〜4分の曲のなかで自由に演技するフリールーティン競技、ユース年代以下の大会で実施される規定の型と動作を1人ずつ行うフィギュア競技がある。
種目はソロ(1人)、デュエット(2人)、ミックスデュエット(男女2人)、チーム(4〜8人)、フリーコンビネーション(8〜10人)、ハイライト(8〜10人)。
選手たちは美しい装飾を施した特殊な水着を着け、水にぬれても落ちないメイクを施し、水が鼻に入らないようにノーズクリップを着用(しなくてもよい)して、水深3m、20×25m以上のプールで舞う。

アーティスティックスイミング
競技方法

音楽や他の泳者に合わせてプールの中でさまざまな動きや演技を行い、技の完成度や難易度、同調性、演技構成、さらには芸術性や表現力などを競う。
選手たちは技術を駆使し、身体を水面から大きく出す演技を行う。その瞬間の力はかなり強く、腰まで水面に出すこともできる。また、水中で逆さまになって下半身だけを水面から出す演技も行う。脚技も非常に重要な技術。
顔が水中に沈んでいる時間が長く、呼吸を止めた状態で30秒以上の脚技を繰り出す選手もいるが、技が激しいだけでは演技が雑に見えてしまい、減点対象になることもある。激しさのなかに、丁寧さや細やかな同調性が伴っていないと高得点を得ることが難しい。
リフトのダイナミックさのみならず、指先、つま先まで意識を行き渡らせた繊細な演技と同調性が重要な要素となる。

スカーリング
手で水をかき、体の位置を保ったり推進力を得たりする技術。
エッグビーターキック(巻き足)
スカーリングを脚で行う技術。
審査方法

完成度、同調性、構成、音楽の解釈、難易度、プレゼンテーション、エレメンツ(規定の動き)と採点する項目が多いため、審判の数も多く、1組5〜7人の審判員が2〜3組で採点を行う。
テクニカルルーティンでは主に規定の技の完遂度が高く、うまく同調しているかどうかが採点基準となる。フリールーティンは演技時間が長く、構成が自由な分、高い表現力と芸術性が必要で、ある意味テクニカルルーティンよりも難しくなる。

用具・着衣
  • 水着ワンピースタイプで、素材に関しては特に規定はなし。きらびやかに見せるためにスパンコールやクリスタルを貼付する。競泳とは違い、キャップやゴーグルは着用しない。
  • ノーズクリップ水が鼻に入らないように着用(規定ではない)。競技中に外れてしまうこともあるので、予備を水着に挟んでいる選手もいる。

見どころ見どころ

テクニカルルーティンもフリールーティンも、それぞれの国や地域の選手たちが民族性に富んだ構成や音楽、きらびやかなデザインの衣装で自由自在な演技を披露し、人々を魅了します。
チーム戦では万華鏡のようにめまぐるしく動きが変わり、ダイナミックで立体的な技もたくさん繰り出されます。チームごとに個性的な美しさも見どころです。

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