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競技紹介、ルール・専門用語等紹介

ホッケー

ディフェンダーをくぐり抜け、
時速200㎞でシュートを狙う
ゴール前の駆け引きはスリリング!

ホッケー

ホッケーは、ボールとスティックを使う最古のスポーツです。
近代ホッケーは19世紀半ば、イギリスのクリケット選手たちが試合のできない冬場に始めたのが起源とされています。1861年に最初のホッケークラブが結成され、1886年にはロンドンでアマチュアホッケー協会が発足したのを機にルールが統一されました。

オリンピックでは、1908年のロンドン大会から正式採用され、1980年のモスクワ大会から女子も加わりました。

ホッケー

競技ルールと用語

試合は1チーム18人(国際ルールでは16人、国内の大会では別規定で行われる場合もある)がベンチに入ることができ、フィールドに立つのは11人。

フィールドプレーヤー(FP)10人とゴールキーパー(GK)1人の選手からなる2チームが対戦し、直径7.5cmのボールをスティックでコントロールして相手チームが守るゴール(縦2.14×横3.66m)へ入れ、決められた時間内の得点を競う。選手交代は自由で、何度でも出退場ができるため、そのタイミングが試合を大きく左右する。
国際大会をはじめとした大会は、各15分の4クオーター制(計60分)で実施される。

競技方法

ゴールキーパー以外は手足でボールに触ることができず、スティックの片面のみでボールをコントロールする。シュートはサークル(シューティングサークル)と呼ばれるゴール前の半円からのみ有効。そのため、サークル内のせめぎ合いや駆け引き、すなわち、攻撃側はドリブル、パスを使っていかに相手守備陣をくぐり抜けて得点するか、守備側はそれをどう防ぐかが勝敗のカギを握る。

ポジションと役割
フォワード(FW)
シュート、ラストパスなどで得点に絡むプレーをする。守備時にはファーストディフェンスの役割も担う。特に足の速い選手が多い。
ミッドフィールダー(MF)
パスをさばいて攻撃を組み立て、自らサークルに入ってシュートも打つ。守備では相手のMFをマーク。もっとも走力、運動量が求められるポジション。
ディフェンダー(DF)
相手のFWをマーク。攻撃時にはパスで起点となる。
ゴールキーパー(GK)
ゴールマウスを守る最後の砦。サークル内であれば全身を使ってボールに触れることが許されている。
得点方法

1ゴールを1点とし、決められた時間内で得点を多くとったチームが勝者となる。同点の場合はサッカーのPK戦にあたるSO(シュートアウト)戦が行われ、5人ずつのシューターによって争われる。

反則

個人的罰則を与えるためのカードは3種類。グリーンカードとイエローカードは一時退場を表し、グリーンは2分、イエローは5分もしくは10分の退場。その間は一人少ない状態で戦う。レッドカードは即時退場で、その試合は出場できなくなる。

バックスティック
スティックの平面側以外でボールを扱うこと。
インターフェア
スティックや体、手、足等で相手をたたいたり、押さえたりするプレー。
フット
FPが手や足を使ってプレーすること。
デンジャラスプレー
選手の密集しているところや相手をめがけてボールをあげたり、相手の頭上にスティックを振りかざしたり、相手をスティックや体を使って倒したりするような危険を誘発するプレー。
用具
  • スティック先端部が湾曲した形状で(金属もしくは金属を含む材質以外で)作られた棒状のもの。長さは91cm(1ヤード)が多く、最長105cm、最大重量737g。平らな面と丸い面があり、平らな面でしかボールを扱うことはできない。
  • ボール規定は「その材質を問わず、硬い球であること」。表面を硬化プラスチックで覆って、ゴルフボールのようなディンプルをつけたものが主流。重量156~163g、周囲224~235mm。野球の硬球とほぼ同じ大きさ、重さで、硬球よりも硬い。色は白色または合意に基づく色。

見どころ見どころ

人工芝フィールドで転倒した際の摩擦によるやけどを防ぎ、ボールを転がりやすくするために、試合前に散水することで球速が速くなります。シュート時のボールスピードは、世界のトッププレイヤーになると時速200㎞以上に達することも!
各プレーヤーのスティックワークの妙技やエキサイティングなチームプレーのみならず、試合を大きく左右する選手交代のタイミングにも注目です。ディフェンダーの網をいかにかいくぐってシュートするか、ゴール前のスリリングな駆け引きを見逃さないように。

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