競泳 | 競技紹介 | 競技紹介 | SPOPITA（スポピタ）

泳いでいる人の姿を描いた石器時代の壁画がエジプトで発見されていて、先史時代の人は川や湖を渡るために泳ぎを覚えたことがわかっています。ギリシャ神話にも水泳が登場します。

水泳が広く行われるようになったのは、19世紀初頭にイギリス水泳協会が競技会を開催するようになってからのこと。初期の水泳選手の多くは、平泳ぎ、またはその一種にあたる泳法をとっていました。

オリンピックでは第1回の1896年アテネ大会から行われ、最初に自由形（クロール）と平泳ぎ、背泳ぎは1904年、バタフライは1956年に追加されました。女子は1912年のストックホルム大会から実施されています。

種目紹介

自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4泳法があり、さらに4つの泳法をすべて泳ぐ個人メドレーと4人の選手が泳ぐリレー種目（フリー・メドレー）があります。

最も速いクロールで競います。南米の原住民が使っていた泳法をベースに、あおり足（シザーキック）を採用したのがクロールの原型です。

あおむけの体勢で、しなやかに腕を使い、水面を滑るようにして進んでいきます。

4泳法のうちで唯一、水をかいた腕を水中で前へ戻して泳ぎます。

蝶が飛ぶような美しさとダイナミックなフォームで魅せる泳法です。1940年代、平泳ぎの選手が両腕を頭の上で前に出すと速く泳げることを発見。この方法は平泳ぎですぐに禁止されましたが、バタフライの誕生につながりました。

バタフライ〜背泳ぎ〜平泳ぎ〜自由形の順番で、1人で4泳法を泳ぎます。

フリーリレー、メドレーリレー、混合フリーリレー、混合メドレーリレーがあります。リレーチームは4人で構成され、混合リレー競技は男女各2名で構成されます。
メドレーリレーは個人メドレーとは異なり、背泳ぎ〜平泳ぎ〜バタフライ〜自由形の順番で泳ぎます。

各レーンのスイマーはスタートの合図で泳ぎ始め、50m、100mなど⼀定の距離を定められた泳法で泳ぎ、最初に泳ぎ切った選手が勝者となる。
フライングやゴールの判定は、スタート台やプール内に設置されたタッチ板などで判定される。スタートおよびリレー種目の引き継ぎにおけるフライングは、1回で失格となる。

また自由形以外の泳法（バタフライ・背泳ぎ・平泳ぎ）では、それぞれ定められた泳法を用いる。
平泳ぎ以外は、スタートおよび折り返し後は体が完全に水没していてもよいが、壁から15m地点までに頭を水面上に出す。競技中は体の一部が水面上に出ていなければならない。

世界の男子トップ選手であれば、50mを約21秒で泳ぎ切るという、圧倒的なスピードと迫力が魅力です。

キックのタイミング、腕の向きなど、細かい技術を磨き上げている選手たちが、どのようにペースを配分するかという戦術も注目ポイントです。

競技方法: うつぶせで泳ぎ、両手は水面下でかくが、足は水面から出てもいい。両腕・両脚の動作は一緒に左右対称に行い、交互に動かしてはならない。
スタートおよび折り返し後の一かき目は完全に脚のところまで持っていくことができる。その間は水没状態でもよく、バタフライの蹴りが１回許される。二かき目の両手が内側に向かう前までに、頭の一部を水面上に出す。折り返しやゴールタッチは両手同時に行う。

水の抵抗を極力受けないためのテクニックを駆使し、その戦いをいかに制するかがポイントとなります。

競技方法: うつぶせで泳ぎ、両腕同時に水中を後方へ運び、水面の上を前方に運ぶ。足の上下動作も同時に行い、両腕・両足を交互に動かしてはならない。平泳ぎの足の蹴りは許されない。
スタートおよび折り返し後、水面に浮き上がるため、水中での数回の蹴りと後方への一かきが許される。折り返しやゴールタッチは両手同時に行う。

スタートの飛び込みから水中動作、ターンに至る一連の加速のテクニックが重要となります。

競技方法: バタフライ〜背泳ぎ〜平泳ぎ〜自由形の順番で、それぞれの種目を定められた距離の4分の1ずつ泳ぐ。
自由形は、バタフライ・平泳ぎ・背泳ぎ以外の泳法でなければならず、折り返しの際を除いて、うつぶせでなければならない。

1人で4泳法を泳ぐため、高い総合力が求められます。選手によって得意種目が異なるので、泳法が変わるたびに順位が変動することもあり、抜きつ抜かれつのスリリングなレース展開が見られます。

競技方法: 前の泳者がタッチする瞬間と、次の泳者の足がスタート台から離れるまでの引き継ぎの時間をどう縮めるかが重要になる。
メドレーリレーは背泳ぎ〜平泳ぎ〜バタフライ〜自由形の順番で、それぞれの種目を定められた距離の4分の1ずつ泳ぐ。自由形は、バタフライ・平泳ぎ・背泳ぎ以外の泳法でなければならない。それぞれの種目の泳法規則に従って泳ぎ、ゴールする。
混合リレー競技は男女2人ずつの4人でチームを組む。混合メドレーリレーはどの泳法を男女どちらが泳ぐかはチームが自由に決めることができる。