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競技紹介、ルール・専門用語等紹介

ボート(ローイング)

一気に加速するスタートダッシュと
ラストスパートは大迫力!
息の合ったチームワークにも注目

ボート(ローイング)

ボートは古代エジプトやギリシャ、ローマでは輸送手段として使われていました。スポーツとして行われるようになったのは、17世紀から18世紀初頭のイングランドが始まりといわれています。19世紀にはヨーロッパで人気となり、その後アメリカにも伝わりました。

オリンピックでは1896年の第1回アテネ大会から組み込まれていたのですが、荒天のため中止となり、第2回の1900年パリ大会から正式採用されました。女子は1976年モントリオール大会から行われています。

種目紹介

スカル

オールを右手と左手に1本ずつ、合わせて2本持って漕ぐ競技です。漕ぎ手の人数は、シングル(1人)、ダブル(2人)、クオドルプル(4人)の3種類。

スウィープ

オールを1人1本ずつ持って漕ぐ競技です。漕ぎ手の人数はペア(2人)、フォア(4人)、エイト(8人)の3種類。エイトのみ漕ぎ手8人のほかに舵手(コックス)が乗り、漕ぎ手たちに指示を出します。その他の種目では、漕ぎ手のひとりが足元のペダルをコントロールして舵をとります。

ボート(ローイング)

競技ルールと用語

ボート競技はスタートからフィニッシュまで、艇がいかに速くたどり着くかを競うシンプルな競技。固定されたオールを使って水上の直線コースでボートを漕ぎ、順位を競う。
カヌーと逆で、進行方向に背中を向けて漕ぐ。ボートに足を固定し、レール上に設置されたシートが前後に動き、主に脚力を使って進む。漕ぎ手は1人、あるいは2人、4人、8人のクルーでレースを行う。

ボート(ローイング)
競技方法

固定されたスタートポンツーン(桟橋)に船尾をつけ、合図とともに一斉に飛び出す。2度フライングすると除外となる。艇の先端のボール(バウ・ボール)がフィニッシュラインを通過した順で勝敗が決まる。主要大会のレースは2000mで行われる。

ストローク
オールによる1回1回の漕ぎ(整調を指すこともある)。
キャッチ
オールを水中に入れること。
フィニッシュ
ストロークの最後の部分。
フェザー
オールを水中から抜き、ブレード部分を水平に返すこと。羽のように軽い動きが必要。
レート
1分間に漕ぐ回数。通常スタートダッシュは速い回数で加速し、 レース途中のスパートや、レース終盤のラストスパート等でも速くしてスピードを増す。
パドル
水中を全力で漕ぐこと。
ライトパドル
やや軽く漕ぐこと。
イージーオール
オールを水中から出して漕ぐ動作をやめること。フェザー状態で静止する。
フォワード
漕ぎ手の艇尾方向、ブレードの艇首方向への動き。
ロー・アウト
体力の限界まで全力で漕ぎ切ること。
ポジションと役割

エイトの例

ストローク(整調)
クルーのリード役で、ペース配分、レートの上げ下げ等をリードし、クルー全体のリズムの中心となる。
コックス(舵手)
整調と向き合って最も船尾よりに位置する。艇を操舵し、他の漕手の動きを見ることができるため、全体の調子をみたり、声を出して励ましたり、 漕手のオールの乱れを注意したりする。フォア、クオドルプル、ペアの場合、艇首に近いところに座ることが多く、そのような艇を「トップコックス艇」と呼ぶ。
その他の漕手
艇首に最も近い漕手がバウ(舳手)、順に2番、3番、4番、5番、6番、7番と続く。主としてエンジンの働きを担い、体力のある選手が置かれる。フォアとクオドルプルの場合は、真ん中の4人がなく、バウ、2番、3番、整調となる。

見どころ見どころ

スタート地点では各艇とも一気に加速してトップスピードまでもっていくため、選手の熱気が伝わり、迫力があります。エイトでは、唯一前を向いて状況を判断し、ペース配分やレース戦略、スパートのタイミングを指示する舵手の駆け引きも見ものです。
体力を温存しながら無駄のないリズミカルな動きをする中盤から、終盤になると一気にスピードが上がり、気力、体力を振り絞ったデッドヒートが繰り広げられるラストスパートへ! 100分の1秒の差が勝敗を分けるので、白熱したレースから一瞬も目が離せません。2人以上の種目では、一糸乱れぬチームワークの美しさもボート観戦の醍醐味です。

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