東京のスポーツ案内サイト
スポピタ

競技紹介、ルール・専門用語等紹介

スピードスケート

手に汗握るコーナーリングや
壮絶な競り合いから、
一瞬も目が離せないデッドヒートへ

スピードスケート

スピードスケートは、凍った湖や川を素早く移動するための手段として始まりました。初めての公式な大会は1863年にノルウェーのオスロで開催されました。1889年には第1回世界選手権がオランダで開催され、オランダ、ロシア、アメリカ、イギリスのチームが参加しました。

1924年にシャモニーで開催された第1回冬季オリンピックで初めて競技として登場。1932年のレークプラシッドから女子が加わりましたが、当時は公開競技として行われ、1960年のスコーバレー大会で女子のスピードスケートがオリンピック競技として正式採用されました。

団体追い抜き(チームパシュート)は2006年トリノ大会から、マススタートは2018年平昌大会から実施されている種目です。

種目紹介

個人種目の短距離走(男女500m・1000m)・中距離走(男女1500m)・長距離走(女子3000m・5000m、男子5000m・10000m)、複数名で行う男女の団体追い抜き(チームパシュート)とマススタートなどの種目があります。

個人種目(500〜10000m)

内側(イン)と外側(アウト)から1人ずつ、2人1組でスタートし、交差区域(バックストレート)に達するたびに内側と外側のレーンを入れ替わるダブルトラック方式でタイムを競います。

団体追い抜き(チームパシュート)

2チーム(各3選手)で隊列を入れ替えながら空気抵抗を最小限にしてタイムを競います。

マススタート

多数の走者が一斉にスタートするシングルトラック方式で、16周の着順で与えられるポイントを競います。

スピードスケート

競技ルールと用語

スピードスケートは1周400mのリンクで、できるだけ速く滑走し、タイムや着順を競う種目。競技は1周400mのダブルトラックリンク(内側半径26m、レーン幅4m)で実施される。
スタート時の不正スタートはやり直しとなるが、その組で2度目の不正スタートをすると失格になる。

スピードスケート

個人種目(500〜10000m)

競技方法

個人種目の短距離はスタートダッシュでいかに速くトップスピードに乗り、そのスピードをコーナーワークでの技術により加速できるかどうかがキーとなる。
通常、インからスタートするスケーターは白色の腕章、アウトは赤色の腕章を着用して滑走する。交差区域ではアウトから出てくる者が常に優先となり、いかなる場合もインから出るスケーターはその進路を妨げてはならない。スケーター同士の接触やアウトから出てくるスケーターの進路を妨害したと判断された者は失格となる。
基本的に自身のレーンを淡々と滑ってタイムを競う種目だが、特に長距離はペース配分をしながら巧みなラップを刻み、粘り強い体力とスケーティング技術を要し、駆け引きも多く見られる。
早い組で滑って好タイムを出せば、後の組にプレッシャーをかけることができるメリットがあり、後半の組で滑る場合は、前の組までのタイムを見てラップタイムを設定し、レースに臨むことができる。
予選、準決勝、決勝などは行われず、わずか1回のレースで、対戦するスケーターだけでなく、全スケーターのなかで最速のタイムを出すことを目指す。

見どころ見どころ

短距離走のトッププレイヤーのスピードは瞬間時速約60kmにも達し、選手のスピード感あふれるダイナミックな滑りやコーナーリングは大迫力です。中・長距離走は選手同士の駆け引きや持久力が勝敗を大きく分けます。

団体追い抜き(チームパシュート)

競技方法

ダブルトラックリンクのインナーレーンのみを活用するシングルトラック方式で、フィニッシュライン側とバックストレート側から2つのチームの各3選手が同時にスタートし、1列に並び滑走する。空気抵抗の大きい先頭を入れ替えながら、男子は8周、女子は6周滑る。
先頭交代のタイミング、回数、技術など、戦術や戦略が重要で、いかに選手同士の間を詰めて滑れるか、スムーズに先頭交代できるかがポイントとなる。
最後尾の選手がゴールを通過したタイムが記録となるため、3人でまとまってゴールするのが理想。途中で隊列から離れる選手がいると、空気抵抗が大きくなるため苦しくなる。

見どころ見どころ

団体戦はチームワークが重要なポイント。チームパシュートは選手3人全員がゴールした時点で完走となるため、チームメイトと呼吸を合わせた減速ロスのない滑り方や、空気抵抗がかかる先頭交代のタイミングや順番など、各チームの戦術に注目です。

マススタート

競技方法

4周ごとに1位3点、2位2点、3位1点の中間ポイントが与えられ、ゴールでは1位60点、2位40点、3位20点、4位10点、5位6点、6位3点が与えられる。
上位3人はゴール時の見た目の順位と同じになるが、4位以降は中間・最終ポイントでの得点順で、得点が同じ場合はタイム順で順位が決まる。中間ポイントの前とゴール前は壮絶なスプリント勝負が繰り広げられ、転倒や接触も多くなる。
ゆったりとしたペースで滑っているときの位置取りや、仕掛けるポイントなど駆け引きがものをいう種目。

見どころ見どころ

マススタートはゴール時の獲得ポイントが1番高いため、ラスト1周の厳しい競り合いが見どころ。最後の周回で温存していた体力をすべて振り絞り、予想のつかないデッドヒートが繰り広げられます。

用具
  • スケート靴長い直線距離と幅のあるコーナー部分がトラックの特徴であるスピードスケートは、その靴も特徴的で、柔軟性が高い。
    足先部分は靴とブレード(氷に接する部分が刃状になっている金属パーツ)が蝶つがいによって接合され、逆に、かかと部分は 「クラップ(スラップ)」と呼ばれる機能により、ブレードと靴が外れる仕組みになっている。これにより、脚を上げている時でも、ブレードと氷面が長く接し続けることを可能にしている。
    スピードスケートのブレードの平均的な長さは40〜55cm。

競技紹介トップへ戻る

現在地を取得してます。